MPPT式のチャージコントローラー導入

太陽光発電のチャージコントローラーをMPPT式の機器に変更しました。

 

MPPT式の方がPWM式よりも効率がいい、との話を聞いていたのと

真夏は冷蔵庫と扇風機の稼働時間が長く、割と電気を消費してしまうため

MPPT式に変更すると状況が改善するか、ずーっと試してみたかったのです。

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今回のチャージコントローラーの選定手順

1.方式:MPPT式を試したいので、MPPT式とする

2.容量:パネルの出力から許容電流等を確認する

3.機種選定:1,2を踏まえて機種を選定する

機種選定の際には種類が豊富な、蓄電システム.comさんのページをよく拝見させて頂いています。

4.購入先:同じ機器であっても店によって価格にかなりの幅がある場合があります。

 

ほとんどの機器は外国製のため、取扱説明書の日本語訳、保証などを扱ってくれる店は、格安通販と比較すると高く感じることがあります。しかし、一方の格安通販では品質が怪しい、取扱説明書は英語のみ、などの問題もあり、買ったものの全く使えず、問い合わせしても扱ってくれない、などの話をよく聞きます。失敗したくない場合は、サポートが充実している店での購入を強くお勧めします。

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ちなみに自分はヤフオクで購入しているので、価格は安めですが、英語翻訳は辞書とにらめっこして内容を解読しています。保証や問い合わせへの対応は、初期不良以外はできません。

 

最終的には、EPSOLAR社のTRACER 30A仕様 + 液晶表示モニター を購入しました。

今回の購入価格は送料込みで約25,000円でした。

 

箱を開けてワクワク、取り付けてみてワクワク

本当に発電量増えるのかな~、と液晶モニターを眺めると

「おおっ!本当に増えている!」

発電電流は確かに2~3割増えていました。

しかしこの機種には発電量の積算表示がないので、前の機器との比較は電流値のみのものです。

 

発電量も増えたようで結果としてはMPPT式を試してみたことに満足しています。

しかし場合によっては発電量を2~3割増やしたいだけなら、パネルを1枚増やした方が安く済む場合もあるので

状況によって、どこをいじると有利になるか色々あるようですね。

 

チャージコントローラー(メイン機 PWM 30A)

メインの太陽光発電のチャージコントローラーを紹介します。

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チャージコントローラーは太陽光パネルからの電気をバッテリーに貯めるために必要な装置です。

 

チャージコントローラー自体の主な役割として

1.充電しすぎないようにする

2.放電しないようにする

3.発電量やバッテリー容量がわかる(液晶表示やLED表示、表示が一切ないものもある)

 

チャージコントローラーにはPWM式とMPPT式の2つがあります。

PWM式・・・効率が70%程度だが安価。割とラフに使えるイメージがあります。

MPPT式・・・効率が95%以上だが高価。違う出力のパネル同士の接続には向いていない(条件によるらしいですが・・・)

 

自分で太陽光発電を運用してみてからわかったことですが、チャージコントローラーは一番大事です。

そんなことも知らない私はチャージコントローラーも安く済ませてしまいました。おかげで色々なことを知ることができましたが・・・。

 

購入先:ヤフオクにて(メーカー不明)

主な仕様:PWM式、12V/24V(バッテリーを自動判断)、30A、液晶表示あり

価格:4000円程度+送料

決め手:いくつかのサイトで同じチャージコントローラーを使用しているのを見たため

 

結果としては液晶表示が便利でいい買い物をしましたが、EPSOLAR社などのメーカー品を買った方が心配が少ないように思いました。メーカー品は少し値は張りますけどね・・・。

ただしチャージコントローラーはパネルほどの寿命はなく5~10年もてばいい方かと思いますので、高級過ぎるものを買った場合には、次回の買い替えが大変かもしれません。

 

チャージコントローラーの液晶表示は便利ですので、ある程度の規模以上の太陽光発電では必須だと思います。

このぐらいの天気で、このぐらいの発電量などを実感できるようになります。

 

大まかな価格帯としては 液晶表示>LED表示>表示なし となりますが、表示の一切ないチャージコントローラーは本当に発電しているかわからないため上級者向けだと思います。

私自身、小型太陽光発電ではキットに付属していた「表示の一切ないチャージコントローラー」を使用していましたが、発電の状況の把握が手間だったので、LED表示のチャージコントローラーに買い換えたことがあります。