天ぷら油の移送ポンプ ~ お試し結果

本日は夜な夜な天ぷら油のろ過をしてみました。

我が家のてんぷら油のろ過装置は、油の投入口が高い場所(160センチ程度)にあるため、ポリタンクを投入口まで直接もっていくのは重たいために難しいです。

そこで油を簡単に移送できるシステムを考えてみました。

 

【てんぷら油の移送ルート】

ポリタンク→ポンプ→ろ過塔

 

今回はドリルの軸に取り付けて使用できるポンプを試してみました。

製品の仕様としては、油の移送も可能とのことだったので購入してみました。

ポンプの前後に耐油ホースを差し込み、吸い込み側のホースをポリタンクへ、吐き出し側のホースをろ過塔の入り口へ持っていきます。

 

【機器仕様】(数値はドリル回転数1600回転/分の場合)

名称:六角軸電ドルミニポンプ

ホース内径:φ16mm

全揚程(水揚げ高さ):約12m

揚水量:10~12L/分

メーカー:新潟精機株式会社(購入先は世界のアマゾン)

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SVO車(てんぷら油カー)の油のろ過方法

SVO車は今のところ、特に問題もなく運転できています。

 

今回はSVO車向けの油のろ過方法を紹介します。

他にもインターネットでは様々なろ過方法が紹介されていますので、ご自分の状況に合った方法をお試し下さい。

 

ろ過装置全体はこんな感じで行っています。(写真が粗くなってしまいましたが・・・)

部屋の中で行っておりますので、ろ過が終わったら片づけられるようにしています。

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●主な構成材料(低予算を目指しているので、色々ケチっています)

・ろ過塔パイプ:ボイド管(200A)・・・ボイド管というのはコンクリート打設に使用する紙製のパイプです。

・フィルター(バッグ型)・・・25マイクロメートルと1マイクロメートルの2種類のフィルターでろ過しています。

・ポリ袋(50L)・・・ろ過塔パイプの内側に入れています。

・ろうと・・・ろ過済みの油を灯油缶に入れるのに使います。

・ポリタンク用の油受け・・・漏れたときの対策です。実際に1度漏れましたが、油受けがあり助かりました。

 

●ろ過塔の組み立て

ろ過塔パイプは、家の柱にインシュロック(再使用できるタイプ)でくくりつけて、底部に木片をつけて重さを受けています。

パイプの中に袋をセットし、袋の中にフィルターを針金でぶら下げています。

(この針金で袋を破きそうになっているので、そのうちインシュロックに変えるつもりです)

 

●ろ過の流れ

1.粗ろ過(ごみ取り)・・・油が割と汚れていると思った時に行います。

ザルにキッチンペーパーを敷いて油を注いでみましたが、ろ過が全然進みません・・・。

今は三角コーナーに不織布をつけたもので粗ろ過をしています。

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2.ろ過塔でのろ過

25マイクロメートルと1マイクロメートルの2種類のフィルターでろ過する方式にしています。

油を十分に静置すると上澄みはきれいになる場合が多いので、きれいな油は粗ろ過を省いて、ろ過塔に入れます。

1マイクロメートルまでのフィルターは、モノタロウなどの通販で簡単に購入できます。

ろ過のレベルによってはSVO車のエンジントラブルのリスクが変動するようなので、しっかり行った方がよいようです。

 

1段目フィルターを上から覗き込んだところ

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ろ過塔の1段目と2段目のつなぎの部分は、袋からろ過された油が下に注がれていきます。

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ろ過塔を通過した油は、ポリタンクに注がれていきます。

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フィルターバッグがまだ新しいので、この時は30Lをろ過するのにかかった時間は約1時間です。

 

ろ過終了後は、油のついた袋を処分し、フィルターをパーツクリーナーで逆洗して袋に入れて保管します。

ろ過塔のパイプも別な場所に吊り下げて保管しています。

色々と細々した作業があるので、今のところはまとめてろ過するように考えています。

 

●今後の課題

ろ過塔の内部はポリ袋なので、あまり一気に油を注ぐとテープで留めている袋が重さで落ちる可能性があります。

袋の底部に油が偏った溜まり方をすると、ある時点で一気に流れて出ることがあります。

 

そのうち油水分離ができる仕組みを作りたいと思っています。