てんぷら油(SVO)走行1000キロ突破! SVOトラブル事例1

てんぷら油カーでの走行距離が1000キロを突破しました!

SVO仕様に改造したのが8月上旬ですから、1か月半でてんぷら油で1000キロ走ってしまいました。 続きを読む

天ぷら油の移送ポンプ ~ お試し結果

本日は夜な夜な天ぷら油のろ過をしてみました。

我が家のてんぷら油のろ過装置は、油の投入口が高い場所(160センチ程度)にあるため、ポリタンクを投入口まで直接もっていくのは重たいために難しいです。

そこで油を簡単に移送できるシステムを考えてみました。

 

【てんぷら油の移送ルート】

ポリタンク→ポンプ→ろ過塔

 

今回はドリルの軸に取り付けて使用できるポンプを試してみました。

製品の仕様としては、油の移送も可能とのことだったので購入してみました。

ポンプの前後に耐油ホースを差し込み、吸い込み側のホースをポリタンクへ、吐き出し側のホースをろ過塔の入り口へ持っていきます。

 

【機器仕様】(数値はドリル回転数1600回転/分の場合)

名称:六角軸電ドルミニポンプ

ホース内径:φ16mm

全揚程(水揚げ高さ):約12m

揚水量:10~12L/分

メーカー:新潟精機株式会社(購入先は世界のアマゾン)

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SVO車(てんぷら油カー)の油のろ過方法

SVO車は今のところ、特に問題もなく運転できています。

 

今回はSVO車向けの油のろ過方法を紹介します。

他にもインターネットでは様々なろ過方法が紹介されていますので、ご自分の状況に合った方法をお試し下さい。

 

ろ過装置全体はこんな感じで行っています。(写真が粗くなってしまいましたが・・・)

部屋の中で行っておりますので、ろ過が終わったら片づけられるようにしています。

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●主な構成材料(低予算を目指しているので、色々ケチっています)

・ろ過塔パイプ:ボイド管(200A)・・・ボイド管というのはコンクリート打設に使用する紙製のパイプです。

・フィルター(バッグ型)・・・25マイクロメートルと1マイクロメートルの2種類のフィルターでろ過しています。

・ポリ袋(50L)・・・ろ過塔パイプの内側に入れています。

・ろうと・・・ろ過済みの油を灯油缶に入れるのに使います。

・ポリタンク用の油受け・・・漏れたときの対策です。実際に1度漏れましたが、油受けがあり助かりました。

 

●ろ過塔の組み立て

ろ過塔パイプは、家の柱にインシュロック(再使用できるタイプ)でくくりつけて、底部に木片をつけて重さを受けています。

パイプの中に袋をセットし、袋の中にフィルターを針金でぶら下げています。

(この針金で袋を破きそうになっているので、そのうちインシュロックに変えるつもりです)

 

●ろ過の流れ

1.粗ろ過(ごみ取り)・・・油が割と汚れていると思った時に行います。

ザルにキッチンペーパーを敷いて油を注いでみましたが、ろ過が全然進みません・・・。

今は三角コーナーに不織布をつけたもので粗ろ過をしています。

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2.ろ過塔でのろ過

25マイクロメートルと1マイクロメートルの2種類のフィルターでろ過する方式にしています。

油を十分に静置すると上澄みはきれいになる場合が多いので、きれいな油は粗ろ過を省いて、ろ過塔に入れます。

1マイクロメートルまでのフィルターは、モノタロウなどの通販で簡単に購入できます。

ろ過のレベルによってはSVO車のエンジントラブルのリスクが変動するようなので、しっかり行った方がよいようです。

 

1段目フィルターを上から覗き込んだところ

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ろ過塔の1段目と2段目のつなぎの部分は、袋からろ過された油が下に注がれていきます。

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ろ過塔を通過した油は、ポリタンクに注がれていきます。

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フィルターバッグがまだ新しいので、この時は30Lをろ過するのにかかった時間は約1時間です。

 

ろ過終了後は、油のついた袋を処分し、フィルターをパーツクリーナーで逆洗して袋に入れて保管します。

ろ過塔のパイプも別な場所に吊り下げて保管しています。

色々と細々した作業があるので、今のところはまとめてろ過するように考えています。

 

●今後の課題

ろ過塔の内部はポリ袋なので、あまり一気に油を注ぐとテープで留めている袋が重さで落ちる可能性があります。

袋の底部に油が偏った溜まり方をすると、ある時点で一気に流れて出ることがあります。

 

そのうち油水分離ができる仕組みを作りたいと思っています。

てんぷら油カーへの改造(SVO化)

ようやく念願だった車のSVO化ができました。今日からてんぷら油を使って車を走らせることができるようになりました。

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SVOとは、ストレート・ベジタブル・オイルの略で、ここではてんぷら油をろ過して車の燃料として利用することを意味しています。

今回採用したのは2タンクシステムと呼ばれているもので、通常の車に付属している燃料タンク(軽油)はそのままにして、車内にもうひとつ燃料タンク(てんぷら油)を置いています。燃料タンクとはいえ、ホームセンターで購入した灯油用のポリタンクですので600円程度のものです。

 

2タンクシステムのいいところは、いつでも燃料の切替をすることができるので、てんぷら油で走るのに不安がある状況下では元々の燃料(軽油)に切り替えることができるので比較的安心です。使用済みのてんぷら油は軽油と比較して粘度が高かったり、寒さに弱かったりなどの問題もあるので、色々な方が実践されているSVOのサイトを見たり、話を聞く限りは、いつでもてんぷら油で走れるわけではないようです。今回の改造は、那須の非電化工房で用いられている方式を採用しています。

 

実際、SVO化することによるエンジントラブルなどの故障事例もあるので、お気軽にどうぞ、と言えるものではありません。導入を考えられている方は、先にSVOを導入されている方々のサイトを見るなどして、故障対応についても想定しておく必要があります。

導入は先輩方は皆さま自己責任でやっておりますで、多少のトラブルを楽しめる方が向いていると思います。

 

燃料代を浮かせるためにSVOにしたものの、エンジンの燃料噴射ポンプが破損するなどで高額な修理代が必要となる場合もあるようで、本末転倒にならないようにしたいものです。

 

なお、今回のSVO改造は非電化工房などで数々のSVO改造を手掛けている方に指導して頂いて、実際の改造作業は自分が主に手を動かす形で行っています。

 

【今回の大まかなSVOの手順】

・ディーゼル車を用意します。どんなディーゼル車でもSVOに向いているわけではないようで、相性がいい車、そうでもない車、色々あるようです。

自分はディーゼル車なら何でもいいと判断し、先走って購入してしまったので、SVOができるかどうか見てもらっている時はハラハラしていました。

 

・燃料の上り、下りのラインがどこにあるのかを探す (写真が今回の改造箇所になります)

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・てんぷら油タンクの位置を考える → 上り下りのラインを分岐させて、てんぷら油タンクまで配管を延長させます → 配管長さが大体決まります

 

・材料の手配(耐油ホース、分岐弁など)

 

・改造作業(燃料の上り、下りラインの分岐、タンク設置、試運転)

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実際には車の改造よりも、燃料となるてんぷら油の回収の方が難しいようです。自分もこれから油集めを行う予定です。月に100L程度使用しそうなので、道のりはまだ長そうです。

 

不要な使用済みのてんぷら油、賞味期限が切れたサラダ油などでお困りの方は回収が可能な場合もありますので、ダメ元でご連絡くださいませm(__)m

(当方、栃木市に住んでおりますのでその近隣、または茨城南部~千葉の北西部辺りには時々移動しています。)

 

遠くて、回収量が少ない場合(油回収量よりも、向かうための燃料消費の方が多い)には高確率でお断りさせて頂きますので、該当しそうな場合はダメ元でご連絡ください。

期待しているとガッカリしちゃいますからね~。

 

油の処理でお困りの方は、近所でSVOに興味がありそうな方をSVO改造へ誘い込んだ方が得策かもしれません(笑)。