SVO車(てんぷら油カー)の油のろ過方法

SVO車は今のところ、特に問題もなく運転できています。

 

今回はSVO車向けの油のろ過方法を紹介します。

他にもインターネットでは様々なろ過方法が紹介されていますので、ご自分の状況に合った方法をお試し下さい。

 

ろ過装置全体はこんな感じで行っています。(写真が粗くなってしまいましたが・・・)

部屋の中で行っておりますので、ろ過が終わったら片づけられるようにしています。

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●主な構成材料(低予算を目指しているので、色々ケチっています)

・ろ過塔パイプ:ボイド管(200A)・・・ボイド管というのはコンクリート打設に使用する紙製のパイプです。

・フィルター(バッグ型)・・・25マイクロメートルと1マイクロメートルの2種類のフィルターでろ過しています。

・ポリ袋(50L)・・・ろ過塔パイプの内側に入れています。

・ろうと・・・ろ過済みの油を灯油缶に入れるのに使います。

・ポリタンク用の油受け・・・漏れたときの対策です。実際に1度漏れましたが、油受けがあり助かりました。

 

●ろ過塔の組み立て

ろ過塔パイプは、家の柱にインシュロック(再使用できるタイプ)でくくりつけて、底部に木片をつけて重さを受けています。

パイプの中に袋をセットし、袋の中にフィルターを針金でぶら下げています。

(この針金で袋を破きそうになっているので、そのうちインシュロックに変えるつもりです)

 

●ろ過の流れ

1.粗ろ過(ごみ取り)・・・油が割と汚れていると思った時に行います。

ザルにキッチンペーパーを敷いて油を注いでみましたが、ろ過が全然進みません・・・。

今は三角コーナーに不織布をつけたもので粗ろ過をしています。

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2.ろ過塔でのろ過

25マイクロメートルと1マイクロメートルの2種類のフィルターでろ過する方式にしています。

油を十分に静置すると上澄みはきれいになる場合が多いので、きれいな油は粗ろ過を省いて、ろ過塔に入れます。

1マイクロメートルまでのフィルターは、モノタロウなどの通販で簡単に購入できます。

ろ過のレベルによってはSVO車のエンジントラブルのリスクが変動するようなので、しっかり行った方がよいようです。

 

1段目フィルターを上から覗き込んだところ

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ろ過塔の1段目と2段目のつなぎの部分は、袋からろ過された油が下に注がれていきます。

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ろ過塔を通過した油は、ポリタンクに注がれていきます。

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フィルターバッグがまだ新しいので、この時は30Lをろ過するのにかかった時間は約1時間です。

 

ろ過終了後は、油のついた袋を処分し、フィルターをパーツクリーナーで逆洗して袋に入れて保管します。

ろ過塔のパイプも別な場所に吊り下げて保管しています。

色々と細々した作業があるので、今のところはまとめてろ過するように考えています。

 

●今後の課題

ろ過塔の内部はポリ袋なので、あまり一気に油を注ぐとテープで留めている袋が重さで落ちる可能性があります。

袋の底部に油が偏った溜まり方をすると、ある時点で一気に流れて出ることがあります。

 

そのうち油水分離ができる仕組みを作りたいと思っています。