9月は本日で終わりますが、朝晩は結構冷えるようになってきました。
家の中で上下長袖でいても少し冷えてきます。
9月末まで世間ではクールビズだったような気がしますが、こんなに早く冷えてくるとは想像していませんでした。
そんな秋も深まりつつある中、我が家の柿の木は今年はたくさん実りました。柿の木が3本あるうち甘柿の木は一本だけですが、生食以外の用途では渋柿も使えるため、どう加工しようか楽しみです。あとは鳥に襲われないことを祈るだけです。
バーベキューコーナーのカエデの木の紅葉が次の楽しみです。
現在、ソーラー発電で部屋の中の家電の電力を賄っていますが、部屋の照明だけはソーラーの系統ではありません。(部屋にそのままついている照明接続具を使用しているため)
今回は部屋内完全オフグリッド化に向けて、ソーラー側から電源を取れる室内用照明を作りたいと思います。電源はコンセントから取るので、少し壮大なデスクライトを作るようなイメージです。
1.配線図(設計図)の作成
まずは手書きで配線図(要は設計図)を描きます。どんな機能が欲しいのか、を整理します。
【欲しい機能】
・主照明と副照明が欲しい → 照明器具は2つ
・部屋に入ってすぐに照明を付けたい。副照明は寝床近くにもスイッチが欲しい
→主照明は片切スイッチ、副照明は3路スイッチ、入り口側にスイッチを配置
・主照明は今の照明器具を使いたい。副照明は裸電球を横方向に取り付けとする
→主照明は引掛けシーリング、副照明はランプレセプタクルとする
・夜にスイッチの位置がわかるようにホタルスイッチにしたい
→かっこいいワイド型のホタルスイッチとする
ひとまず思いのたけを書き切ったので、欲しい機能をもとに配線図を書きます。
2.複線図の作成
設計図が固まったら複線図を作成します。複線図とは実際に配線をどうつなぐかを記した図面になります。ここで間違えると出来上がっても機能しないので、何回かチェックします。
3.材料の集計
設計図、複線図から必要な材料を集計します。配線の長さは、実際の配置場所を測定して、接続箇所の延長分を加味して、必要な配線長さを求めます。購入する際は2割程度は長めに買っておきます。
【主な材料】
・ブレーカー
・ジョイントボックス×2
・スイッチボックス(露出)、連用枠、カバー、スイッチプレート×2
・片切スイッチ(ホタル)
・3路スイッチ(ホタル)×2
・コンセントプラグ
・引掛けシーリング
・レセプタクル
・リングスリーブ(配線接続用)、絶縁テープ
・プラグ用コード×2m
・VVFケーブル(1.6sq、2芯)×7m
・VVFケーブル(1.6sq、3芯)×5m
・LED電球
その他細かなもの・・・
4.買い出し
いくつかホームセンターを巡りましたが、店によって値段が結構変わっていました。
結局は必要な材料が一通り揃うジョイフルで買いました。同じ材料でもいくつか種類がある場合があるので、そこは好みで決めてしまいましょう。今回はランプレセプタクルを陶器製のものにしてみました。
総工費としては6000~7000円程度です。
材料を買ってしまったので、もう後には引けません!
5.器具の配置
スイッチボックス、ジョイントボックスなど、主な台座を取り付けます。
今回は、引掛けシーリングをつける梁を新たに取り付けました。
6.配線を引っ張る
配線を配置します。余裕をもって買ったつもりでしたが、ギリギリ間に合うくらいの長さになってしまい、ピッタリで余裕のない配線になってしまいました。
7.配線をつなげる
複線図を基に、接続箇所を間違えないように接続します。今回はリングスリーブによる接続を行いましたが、接続後は露出部を絶縁テープで巻いておいます。
8.器具をつなげる
接続箇所を間違えないように配線と器具を接続します。
9.テスターでの確認
正常に接続されているかを確認するためにテスターで確認を行います。スイッチの入り切りで抵抗値が出てきたので問題ないと判断できます。
10.試送電
コンセントを接続して、ブレーカーを「入」に切替え、電気を流してみます。
今回の目的であるホタルスイッチが問題なく機能しているので、工作完了とします。
完成はしたものの、不在中に発熱・発火などがあると怖いので、しばらくは在宅中にのみ電源を入れ、様子をみることにします。今後は定期的に熱を持ったりしていないか確認するのがいいと思います。
スイッチ類がほぼない和室に近代的なスイッチが登場して、なかなか素敵です。
3路スイッチはついていますが、電源はコンセントからなので、ちょっと壮大なデスクライトみたいな工作です。
ホタルスイッチが嬉しくて、しばらくパチパチとスイッチを切替えて、工作の余韻を楽しんでいました。
今までは夜間照明にアウトドア用のランタンを使用していましたが、これで寝ながら照明のスイッチをいじれるようになりました!快適快適~。
【所要時間】
設計、材料集計:1日
買い出し:1日
工作:2日
【壁面内に埋め込んであるコンセント等の電気配線をいじる場合には電気工事士の資格が必要ですので、ご注意下さい】
てんぷら油カーでの走行距離が1000キロを突破しました!
SVO仕様に改造したのが8月上旬ですから、1か月半でてんぷら油で1000キロ走ってしまいました。 続きを読む
我が家の電気配線は、ソーラー発電のインバーターから延長コードで部屋内のあちこちに引っ張っているのですが、足元にコードがゴロゴロしているため、時々コードに引っかかる状態が続いていました。
これを解決するには、理想的な延長コードを作るしかない!と思い立ち、作成することにしました。
【材料】 購入先:ロイヤルホームセンター
・VVFケーブル(1.6sq、2芯)×10m巻
・プラグ(縦方向自在)×1ケ
・コンセント(2口)×1ケ
・コンセント(1口)×1ケ
・絶縁テープ×1ケ(写真は2つ載ってますが、使ったのは黒だけです)
よく使っているコンセントですが、器具の中はこんな状態になっています。
新品のコンセントは、鉛筆で示す部分がプラスチックで塞がれているのですが、ケーブルを通す側はカッターやペンチで除去します。
ペンチで引っぺがしてみたらガタガタに割れてしまったので、カッターで切った方がキレイに仕上がりそうです。
使う長さにケーブルを切断します。ダイソー製のペンチでは少々非力なようで、切断に少し苦労しました。
プラグ、コンセントの端子にケーブルを接続するために、通称「輪作り」という加工を行います。
VVFケーブルの外装を剥ぎ、中の線(IV線)をペンチで直角に曲げ、先端を切ります。(写真の白線の状態)
先端部をペンチで持ち、ぐるっと回して、色々こねくり回して、逆向きの?マークを作ります。
作った輪っかを取り付けねじに取り付けて、完成です。
付け根の部分は、すこーしVVFケーブルの外装を剥きすぎたため、絶縁テープで巻いています。
今回はプラグの部分をVVFケーブルで作りましたが、通常の家電で使われているようなVFFケーブルの方がケーブルが柔らくて、扱いやすいように思いました。
次回はVFFケーブルを使おうと心に決めました。今回はそのままにしておきます(笑)。
プラグと同じようにコンセントも輪っかを作ったケーブルを取り付けます。
外装(灰色の部分)を剥きすぎると中の線が露出してしまうので、コンセント容器の中で中の線が出るように外装を剥くのがミソです。
そんなこんなで完成しました、約7mのコンセント2箇所付きの特注仕様の延長コードです。
VVFケーブルはケーブルが割と固く、曲がりにくいのがちょっと難点ですが、まあ問題なく使えます。
この延長コードのおかげで配線がスッキリしたので、足元を気にする必要がなくなりました。
なお、総製作費は2000円くらいかかっていますので、市販の延長コードを複数購入して接続した方が安く・安全に済むかもしれません。
とはいえ、自分で設計・製作すると、状況にピッタリのものができます。
あとは自分で作っているので愛着が出てきます。愛着のある延長コードなんて普通の人は持ってませんよね(笑)。
そんな楽しい電気工作も失敗すると火災の恐れがありますので、実際に行う場合にはよ~く調べてから、自己責任で行って下さい。失敗したとしても使用前のチェック、試運転を入念に行うことでリスクを減らせます。
オフグリッドな我が家の調理火力のメインはカセットガスのため、焼き魚が食べたい時には屋外のロケットストーブコンロで直火+網で調理していたのですが、真夏は暑い+蚊に食われるため、ほぼ使用せず、現在は雨の日が多い+意外と昼間にヒマがないため屋外調理ができない状況です。
そのため、魚を食べる際にはフライパンでムニエルにするか、煮魚として食べていましたが、鮭の塩焼きのような焼き魚からは遠ざかっており、スーパーで魚を見るたびに「焼き魚かぁ・・・」と思っていました。
そんな折、クックパーなるクッキングシートがあることを教えてもらったので、スーパーに寄った際に購入。メダイの開きを焼いてみました。
扱いは簡単で、フライパンの焼き面+α 程度のシートを切り出し、シートの上に魚を載せて焼くだけ。思ったよりもふっくら焼き上がり、カセットガスでも焼き魚を楽しむことができました。
主な汚れはシートの上に載っているので、シートを捨てれば掃除はほぼ完了。うーん、お手軽クッキングです。
秋はサンマや鮭など、おいしい魚が出る季節なので、これからの食卓が充実しそうです。
我が家のお風呂事情については、夏は温かいので主にソーラー温水器または水浴びで過ごしていますが、時々お風呂に漬かりたくなります。
そんな時は市街部の銭湯などに行くことも多いのですが、今日は薪でお風呂を沸かしました。夏(今は秋?)にお風呂を沸かすのは久しぶりです。
この風呂釜は灯油と薪のどちらも使えるタイプです。
釜に薪を入れ、最初の5分程度を灯油で燃焼させると、簡単にお風呂が沸かせます。
2系統の燃料で使用できるというのは、とても便利です。
燃焼窓からの様子
蓋を開けると勢いよく炎が出てくるので、あまり見てられません。
薪風呂は沸かした後も、釜の中で熾火が残りしばらく温まりが続くので、体がポカポカ温まります。
一方、灯油だけで沸かした場合、沸いた後は冷めていく一方なので終盤で冷えてくるようです。
薪風呂はなかなか快適だから、冬に備えてもっと薪を用意しようかな・・・。
台風がもたらした大雨により、私の住む栃木県や、隣の茨城県では大きな被害がもたらされました。
栃木県では大雨の特別警報が出されるほどでしたが
真っ暗い中、雨と雷がザンザンと降り、なかなか不安で眠れるものではありません。
ようやく眠りについたと思ったら夜中にiPhoneから謎のアラーム音が何度も鳴って起こされ、なかなか恐怖な一夜でした。
【緊急速報の内容】
避難準備情報(19:30)→避難勧告(20:00)→特別警報、避難指示
夜中に避難指示を出されても、真っ暗で雨がざんざんと降る中、避難所まで行くのは至難の業です。
実際うちの入り口は、家の側の小川が氾濫して道を塞いでいたため移動するのは無理な話でした。
幸いなことに、私の住んでいる場所では土砂崩れも、冠水も起こらなかったため
移動に支障があった以外は、特に変わりはありませんでした。
夜中に数分間停電になりましたが、独立電源があるため明かりが消えることはありませんでした。
この時ばかりは「オフグリッド生活が役に立った!」と思いましたが、数分後には停電は復旧
していました。
この時は万が一に備えて独立電源を温存し、普通電源を使用する運用方法としていました。
停電の時に独立電源もバッテリーが底をついてたらどうしようもないですからね。
我が家は無事でしたが、市街部では冠水していたようですし、隣の市では土砂崩れや断水が起こったり
茨城では大規模な冠水が起こっていますので、50年に一度の規模の大雨の威力は凄まじいものです。
インフラ網にあまり頼らないオフグリッドな暮らしを目指して色々やっていますが
こういう大きな自然災害があると、色々と考えさせられます。
「全部流されてしまったら、オフグリッドも役に立たない」 → そりゃそうです
「停電やインフラの供給が止まった際には、オフグリッドだと役に立つ」 → そりゃそうです
結論としてはオフグリッドな生活が愉快で楽しいからやっているわけであって
災害時にも役に立つ(災害時でも生活が変わらない)かもしれないけれど、自然災害に対抗するためのものではないんですよね。
自分が身をもって命の危機を感じた自然災害は、沖縄での台風直撃、東日本大震災、今回の特別警報の大雨などですが、毎度自然の強大さに圧倒されます。
6月から稼働させている我が家の独立型太陽光発電ですが、これまでは悪天候や猛暑などで電力が不足(主に冷蔵庫向けの電力)し、度々コンセント電源にお世話になっていました。
そんな状況を解決すべく、8月8日にチャージコントローラーをMPPT方式へ変更してからは、発電量が増えたため、コンセント電源の不使用の連続記録が一カ月を達成しました!
今のところ、8月末から続く悪天候にも負けず(徐々に蓄電量は減っていくのですが)太陽光発電は頑張ってくれています。(本日は台風接近のため大雨)
台風が来て、暴風などで各地に停電などの被害を出していますが、我が家は停電はあまり心配しなくて済みそうです。
むしろ台風でパネルが吹っ飛ばないか、という点の方が心配なんですけどね・・・。
まあ、うちのパネルが吹っ飛ぶなら、近所に幾つもあるメガソーラーも無事では済まないでしょうけど。
本日は夜な夜な天ぷら油のろ過をしてみました。
我が家のてんぷら油のろ過装置は、油の投入口が高い場所(160センチ程度)にあるため、ポリタンクを投入口まで直接もっていくのは重たいために難しいです。
そこで油を簡単に移送できるシステムを考えてみました。
【てんぷら油の移送ルート】
ポリタンク→ポンプ→ろ過塔
今回はドリルの軸に取り付けて使用できるポンプを試してみました。
製品の仕様としては、油の移送も可能とのことだったので購入してみました。
ポンプの前後に耐油ホースを差し込み、吸い込み側のホースをポリタンクへ、吐き出し側のホースをろ過塔の入り口へ持っていきます。
【機器仕様】(数値はドリル回転数1600回転/分の場合)
名称:六角軸電ドルミニポンプ
ホース内径:φ16mm
全揚程(水揚げ高さ):約12m
揚水量:10~12L/分
メーカー:新潟精機株式会社(購入先は世界のアマゾン)
おはようございます。
本日はホームセンターのサービスを活用したDIYを紹介します。
ホームセンターを上手に利用するとDIY は格段に簡単になります。
今回は、友人から机のフレームをもらったので、机の天板をDIYしたいと思います。
【おおまかな手順】
1.大まかな設計図を書く
机としての利用ではなく、上に荷物が多ければ良いので、すのこ状のものを作ります。
設計図と書きましたが、とんち絵のようなもので十分です。
私の設計図(?)はノートの端の落書きのようですが、これで十分こと足ります。
2.材料の寸法を図る。木取り図を作成する。
今回使用する材料の1 × 4材(厚さ19ミリ、幅89ミリ)を枠に合わせて配置してみます。
枠の内側の幅が1,240ミリ、奥行きが705ミリです。
1 × 4材を10枚並べると幅が890ミリとなります。そして、板の隙間を合計350ミリとすると、890 +350 = 1,240となり、枠の内側の幅1,240ミリと同じ寸法になります。
木材の長さは奥行きと同じく、705ミリとします。
今回購入する木材の長さは約3,660ミリですので、木材1本から705ミリの板は5枚取れます。板を10枚取りたいので、木材は2本必要になります。
2 × 4材は主に1,820ミリ、3,660ミリの長さのものが市販されています。
材料に対して切断する長さを示したものを、私は木取り図と呼んでいます。
3,ホームセンターで材料を購入する。材料を木取り図のように加工してもらう。
私がよく利用しているホームセンター(ロイヤルホームセンター)では、会員になると木材の直線カットを無料で10カ所までできます。通常は1カット50〜100円です。
大きなホームセンターではパネルソーと呼ばれる自動の切断機があり、長さを入力すると、かなり正確にスパスパ切ってくれます。
近所の小さなホームセンターではバイトの兄ちゃんが適当に機械で木材を切って、木材をガタガタにされたこともあります(笑)。その頃は経験が浅かったため、そのまま気づかずに持って帰り、組み立て時に苦労しました。
天板の板はこれで加工完了ですが、天板をつなぐための板も購入しておきます。この板は現物合わせとしますので、1,820ミリの物を購入しておきます。
4.家に持ち帰り、材料を枠の上に並べてみます。
次の工程で板を接合するため、今は裏返しの状態としています。板のきれいな面を下側に配置します。
ここで板の隙間を調整します。正確に数字を測ってもいいですが、並べて違和感のないようになっていればオッケーです。
(ちなみに、板の隙間は約38.8ミリです)
6.仕上げ
接合したものを裏返して机の天板の完成です!枠との寸法もピッタリとできています。
切り口がガサガサになっている箇所は危ないので、紙ヤスリをかけて仕上げます。お好みによって塗装、オイル仕上げなどを行います。
紙やすりは番号が大きくなるほど目が細かくなりますが、今回は200~300番程度の紙やすりでいいと思います。
今回は室内で使用することもあり、無塗装としています。(天気が悪いため、やすりがけは後日します)
7.組み立てに要した時間
このDIYでは材料の切断をホームセンターに行っているので、組み立て時間は1時間程度で完了しました。
ホームセンターを上手に使うとDIYが劇的に楽になるので本当にオススメです。単純な直線カットでも10カ所を自分でノコギリで切る場合、結構疲れて嫌になります。
ただし、混雑しているホームセンターでは加工の待ち時間が2、3時間かかるところもありますので、注意が必要です。
ホームセンターでは電動工具の貸し出しを行っていたり、工作室があったりと、DIYのサポートを行っているところも多いですので、上手に活用して楽しいDIYライフをお過ごし下さい。